Enschede エンシェデ Piano Competition for Young Musicians
今回は10月に行われたオランダのEnschede(エンシェデ)で行われた国際ピアノコンクールについてご報告します。
オランダといえども私の住んでいるメアブッシュからは車で二時間弱なのでそう遠くはないです。このコンクールはヨーロッパの青少年向けのコンクールの中ではかの中国人ピアニストランランが1994年に一等を取ったドイツEtlingen(エトリンゲン) のコンクールにつぐ本格的なコンクールです。
こちらがコンクール会場となったエンシェデの音楽大学。エンシェデの駅から徒歩5分くらい、街の中央からは徒歩一分の便利な場所にあります。
練習時間と本番演奏時間を示した表が張ってあります。
こちらが受付。フロアではホール内の様子がモニターで見ることができます。
そういえばこのコンクール、ユリアン君が2006年に1等を取っています。その時ユリアン君はまだ男の子でした。今は立派な女性になって。。。初めてのショパンコンクール2010年では一応まだ男性でしたが2015年のショパンコンクールでは女性になっていました。第三ラウンドを果たせず多くのファンが悲しんでいました。
噂では良いパトロンを見つけて近年中に性転換手術をうけ、名実ともに女性になると聞いてます。え、なんでこんなに詳しいかって?実は娘のありさと中学高校が同じだったので。。。
話が横道にそれましたが、ここが舞台へ上がる入り口です。
ねぇ、このオレンジ色の髪の毛の審査員、さっきから右に左に揺れてます。寝てます、絶対に。
コンクール中。シューマンのアレグロ op.8を弾いたこの彼女は残念ながら途中で突っかかりました。グループB (17歳から20歳まで)では39名中第二ラウンドに行けたのは15名前後。アレグロの彼女はここまで。。。。グループA(10歳から16歳まで)は17名の参加でこちらはやや少なめ。
このコンクールは一週間と期間も長い。審査員の方々お疲れ様です。こちらがコンテスタントや審査員が宿泊しているホテル、インターシティの入り口。一泊139ユーロ。何か見落としそうな入り口ですね。荷物を整理して一息ついてエンシェデの街を散策して見ます。こちらは教会前の広場。飲食店、ブティックなどがここを中心として放射線状にのびる道たくさんあります。
ちょっと小物やさんに入って見ます。オランダの調理器具、小物ってカワイイー!!全部買い占めたい。。。こちらはハンバーガーの自動販売機。初めて見た。
このお店でティーカップを買いました。イギリスせいのものでオーナーさんが自ら買い付けに行ったのだそう。12,90ユーロとちょっと高めですが、もっとたくさん買っておけば良かったと今後悔。ZARAを発見したので入ってみる。何かドイツと品揃えが違うような。。。?でもアウトレットストアを見つけてそこで半額以下になっていたトップを迷っていたらさらに安くしてもらったので購入。値切ったわけではありません。これがイチゴピザ。少し柔らかめに焼いたピザ生地に甘みのついたマスカルポーネとイチゴ。美味しかった。そうこうしているうちに最終日のファイナルラウンド。第二ラウンドで受賞者コンサートに呼ばれたコンテスタントが1等2等知らされないまま演奏し、その場で集められたギャラリー賞(観客賞)と一緒にコンサートの最後に発表される形。
コンクールの演奏も含めて全てはライブストリーミングでネット上で放映され、かなりお金のかかっているコンクール。良くできていると思います。
食事、ショッピングともに充実したエンシェデ滞在でした。また是非来たい!
まとめ
参加費
日程 一週間
受賞者コンサート コンクール最終日
一等賞金 グループ A 1500€
グループ B 3500€
本番前の練習時間 20分
採点 非公表
観光 ★★★☆☆
ショッピング ★★★★☆
食事処 ★★★★☆