モーツァルトクーゲル

ヨーロッパに広く親しまれているチョコレートのお菓子「モーツァルトクーゲル」(モーツァルトの玉)。
ドイツ国内でも買えますが、もともとはザルツブルクで生まれたもの。今では数多くのお菓子会社生産しています。その中でも気になる2つの銘柄をご紹介します。

金か銀か?


こちらはザルツブルクにある数店舗でしか手に入らないと言われている Konditorei Fürst (フュァスト製菓)のモーツァルトクーゲル。赤とゴールドのホイルに包まれたものが多い中、この青とシルバーの包みは高貴な印象を与えて目立っています。ひとつ1,30ユーロと、お値段も少々高め。

こちらはレーバー製菓のモーツァルトクーゲル。ななこちゃんのお母さまにおみやげで頂きました。ザルツブルクの空港で買われたそうです。

さて、この2種類のモーツァルトクーゲルをよ~っく見てください。金の方には「DIE ECHTE REBER MOZART-KUGEL」と書いています。そして銀の方には「ORIGINAL MOZARTKUGEL」と書いてあります。このORIGINAL(オリジナル)と、ECHT(エヒト)が大きな違いなのです。
オリジナルという言葉はどう訳すのでしょうか。商品でいえば「今は多数の会社から生産されているがもともとは」といった意味合いの「元祖」と訳して見ますね。そしてエヒトはドイツ語で「正真正銘の」という意味です。実はここで一言触れておかなければならないことがあります。オリジナルモーツァルトクーゲルはフュァスト製菓のものひとつだけですが、エヒトモーツァルトクーゲルは ミラベル製菓社も「Echte Salzburger Mozartkugeln(正真正銘ザルツブルクのモーツァルトクーゲル)」という製品を出しています。エヒトの名前を掲げるのはレーバー製菓とミラベル製菓の二社です。最初にエヒトの名をつけたのはザルツブルクに本拠を構えるミラベル社で、レーバー社は後からエヒトの名前をいただきました。ちなみにレーバー社はドイツバイエルン州の会社です。それまではモーツァルトクーゲルのレシピに関してが論点でしたが、ここではエヒトという名前を巡っての争いでした。オリジナルの名を掲げるのはフュァスト製菓だけです。

スイスのNestleの子会社が「Original Austria Mozartkugel(オリジナルオーストリアモーツァルトクーゲル)」を販売しようとした時にオリジナルの名を巡って裁判で決着がつきました。「フュァスト製菓のモーツァルトクーゲルだけがオリジナルの名を掲げることが出来る。」1996年のことです。

そういった背景を踏まえて。。。

オリジナル(元祖)かエヒト(正真正銘)か?

そんなこと考えずにザルツブルクでモーツァルトクーゲルを買って、お友達にわたすとします。「本物のモーツァルトクーゲルを買って来たよー(^^♪」「ありがと。で、それオリジナル?エヒト?」「(・・;)。。。。。」皆さんだったらどちらをもらったら嬉しいですか?又はどちらが本物だと思いますか?





Maurizio Pollini ザルツブルク音楽祭

ザルツブルクのサマーアカデミー期間中には様々なコンサートが開かれています。ザルツブルク音楽祭は世界最大規模の音楽フェスティバル。毎年アンナネトレプコ、エフゲニーキーシン、グリゴリー ソコロフなどの大物スターがザルツブルクを訪れます。そして今年は。。。。

マウリツィオ ポリーニ!
ザルツブルク モーツァルテウムサマーアカデミーの参加者だけにに特別提供されたコンサートチケットは何とたったの10ユーロ!
信じられない特別価格。コンサートの前日に教授を通して各参加者にインフォがまわりました。これは行かないてはありません。モーツァルテウム学生課でチケットを受け取ります。
コンサートは夕方7時から始まるのでまずは腹ごしらえ。今日はかねてから行こうと思っていたホテルザッハのグリルテラスでお食事。さすがホテルザッハ、きれいに着飾ったお客さまでいっぱい。子供連れはちょっと目立つかも。。?

黄色いドレスに黄色のネクタイのカップルさんたち。微笑ましいですね。。。
前菜、またはスープ、メインディッシュ、デザートの日替わりコースはこれまた特価の16ユーロ!安いね。
ポリーニってだれ!って感じの子供たちにまずは説明。
ポリーニはイタリアのピアニスト。マルタアルゲリッチが受賞する五年前、アルトゥール ルービンシュタインが審査委員長を務めた1960年のショパンコンクールでは当時若干18歳、今年75歳になる現役のピアニストです。
今日の演目は;
シューマン Allegro h-moll op.8
シューマン Fantasie C-Durop.17,
そして休憩がはいり、

ショパン Ballade No.3 As-Dur op.47,
ショパン Ballade No.4 f-Mollop.52,
ショパン Deux Nocturnes op.27 No.1, No.2,
ショパン Scherzo No.1 h-Moll op.20
といったよだれの出そうなプログラムに、イントロダクションとしてArnold Schönberg のSechs kleine Klavierstücke op.19 のおまけ付き!

さて、ザルツブルク音楽祭といえばみんなおしゃれな格好をして訪れます。女性はロングドレスの方も多く見られます。大きなバックやリュックサックなどはタブー。Tシャツもまずいですね。門前払いされている人はまだ見たことないですけど。子供たちはちょっと緊張しています。

ワンピースに着替えて一安心。でもあれ?ななこちゃん、その運動靴はまずいんじゃない?コンサートホールの手前で慌てて靴を履き替えるななこちゃん。

これがコンサートホール
Grosses Festspielhaus。

そしていよいよ開演。10ユーロなのにこんなに良い席!

休憩時間にはスパークリングワイン、シャンパン、またはジュースなどが販売されていましたが0,1l のグラスが14,80ユーロ、0,75l の瓶が103,60ユーロ。。。高いねー。。。でもみんな飲んでました。涼みがてら皆さんホールの外にくりだす。ホテルザッハでお見かけした黄色いドレス&黄色いネクタイのカップルの姿も見えました。

私たちもホール内で記念撮影。ツーリストまる出し^_^;。。。
ポリーニはアンコールで革命のエチュード、さらに湧き上がるお客さんの拍手に応えてバラードの一番を演奏の大サービスぶり。とても75歳とは思えないタフさ。

夜のザルツブルクの美しい街並み。

Salzburg ザルツブルク モーツァルテウム サマーアカデミー 其の一

8月に開催されたオーストリア ザルツブルク モーツァルテウム音楽大学でのサマーアカデミーに光山ピアノからななこちゃん(10歳)とまいちゃん(14歳)が参加しました。


ミラベル宮殿の庭園から臨むモーツァルテウム音楽大学の校舎。庭園と調和して美しい。

新校舎の三階からの眺め。整然としていてきれい。
モーツァルテウムのサマーアカデミーは今年2016年100周年を祝う世界でも最大級のマスタークラス&フェスティバルです。
ななこちゃん、まいちゃんはまだ小中学生ですが他の参加者はもちろん大学生が中心で、その総数は毎年800から900人にのぼります。
私もこうしてこのサマーアカデミーに同行するのも今年で6年目。世界で活躍されている有名な教授のレッスンを聴講したりと、色々と勉強になります。


レッスン中のまいちゃん。今日はロンドカプリチオーソを聴いていただきました。
教室からの眺めもまた素晴らしい。
本来は二週間のコースですが、先生の了承を得て一週間の参加にしていただきました。実はドイツの小中学校は8月の終わりに始まっているので、学校をお休みしてのサマーアカデミー参加です。
一週間でそれぞれ三回レッスンしていただきました。

一日目の夕食。
もちろん毎日外食はできません。参加者の宿泊している宿舎には簡単なキッチンが付いているので、そこで朝食を取り、お昼は宿舎で準備してきたサンドイッチなどをいただきました。


このスーパーの存在は貴重!
モーツァルテウムから徒歩5分で、日曜日も営業しています。入り口は狭いけど中は広々。
期間中の外食はなるべく避けたいのでここで食品を調達します。(持って歩くのは重いのですが。。。)

モーツァルトの格好をしたアヒル。押すとピューピュー音がします。本来は子供のお風呂遊び道具。

せっかくのザルツブルクなのでもちろん観光もお楽しみのひとつです!6年目のザルツブルクともなると、観光案内もおまかせ下さいって感じです。
ザルツブルク最古のカフェ「トマセリ」
席が空いたと思ったらすぐに埋まってしまう。人気のお店でなかなか座れませんでした。

こんなウエイトレスさんがケーキを売りに各テーブルをまわります。お目当てのケーキはあるかな。。。?

オーストリアではコーヒーにも(そしてなんとワインにも)お口直しのお水がついてきます。

夕方はサマーアカデミーのコンサートに。
今日はモーツァルテウム旧校舎のWienersaalでのアカデミーコンサート。同じ門下のYuxuan He君がメンデルスゾーンのロンドカプリチオーソを演奏します。Yuxuan君は生まれつき目が見えなくて、それでもピアノを専門的に勉強する、まだ13歳の中国人の男の子です。素晴らしい演奏でした。


ザルツブルクモーツァルテウムサマーアカデミー、まだまだ続きます。
Profil

光山綾子

Author:光山綾子
ドイツNRW 州 デュッセルドルフにある光山ピアノ教室 講師。
2005年開校以来毎年数多くのピアノコンクール入賞者を輩出し続け、特にドイツ青少年音楽コンクールでは通算100名以上、スタインウェイコンクールでは23名が受賞。2007年にはミュンヘン青年ピアノコンクールで最優秀指導者賞を受賞。
現在30人のピアノ生徒の教師、2娘の母親として奮闘中。

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